生きている!という実感。


生きている!という実感が欲しいと思うことがあった。

病気で寝ている人からすると,「贅沢な。息をして生きているだけで精一杯の毎日だ」と思われるかもしれないけど。

ダンスを習っていた頃,褒められたことが無かったのに,リハーサルの時に先生に褒められた時の喜び!舞い上がるような踊りまわりたいような高揚した気持ち。

帰りの電車の中でも嬉しくて笑顔になるのを抑えるのが難しく「これが飲まずにいられようか!」と思った。飲みはしなかったけど。

また,特別な1週間の時。毎日忙しくて有意義で,新しいことも知ることができて,体も思いもフル回転‥に近い感じで過ぎて行く。充実感と満足感。

もうずいぶん前の事だから,正確には覚えていないけど,ジャズシンガーの鈴木重子さんの言葉。彼女の歌の先生が,とっても幸せそうなので,重子さんは何か質問したみたい。そうしたら,歌って教えて幸せで,毎日,今日死んでも良い,と思えるくらい満足している,毎日幸せ!みたいな答えが返ってきたとか。

アーティストは満足感,充実感,達成感を覚えて強烈な喜びを感じる機会が多そう。

でも,この先生は毎日舞台があるわけではないかもしれないけど,毎日幸せ。そんな人生良いな,と思った。大好きなことが仕事。それを一生懸命やる。

気質も関係する。明るく前向きな人なんだろうな。

私の日々の生活の中で,強烈な喜び,「ああ!私は生きている。これぞ生きている喜び!」という事はそんなにしょっちゅうはないこと。

日々,色々なことに,しっかり,喜びを感じたい。

数年前,「毎朝,生きていること,生きて動けることに感謝している」という人の話を聞いて,それから私も真似している。

昨日借りた“The Notebook (邦題 君に読む物語)”に,コオロギの鳴き声や,風にそよぐ葉音,そうした自然の音を,ほんもので感動的,と主人公が(たぶんこの人が主人公。まだ数ページ読んだだけ)言っている。

その人の父親は自然の音のことを,神の音楽,と。

ああ,良い考え。水の音,風に吹かれる木の葉の音など,好きなので,意識して聞くことがあるが,そう思うと感謝が深まると思った。

ささやかなことや,いわゆる普通のことに,日々感謝し,喜ぶなら,「生きている,自分の人生を生きている」と実感し喜べるだろう。

ただ,怠け者だから〜‥。怠けさえしないで,やるべき事をちゃんとやれば〜。だ。

今日頑張ろう。今日は素晴らしい1日になる!