「植物男子ベランダー」をきっかけに
(先週友人からもらったあじさい。その時の写真なので,今はもっと全体が水色に。実物は奇跡のような美しさで見飽きない)
庭仕事に精を出している知り合いが,カレル・チャペックの本を読んだ,と言う。
それで私もまた読んでいる。大げさな書き方で,面白い。笑える。
この本を知ったきっかけが「植物男子ベランダー」
2014からNHKで放送していたドラマ。ベランダで植物を育てている,植物をこよなく愛する中年男性の物語。
独り言が,ハードボイルド。
このドラマを見て,もともと植物は好きだったが,より興味が強くなった。
もうだいぶ前の事だから忘れかけているけれど,このドラマのおかげで,植物の見方が深まり,感動も深まったように思う。
原作が読みたくなり,いとうせいこうさんの「自己流園芸ベランダ派」を読み,とても良かったので「ボタニカル・ライフ 植物生活」も読んだ。
文章も良くて,感動したり笑ったり。どちらも何度か読んだ。
芍薬の描写が素晴らしく,何行かを書き写した。本を持っているので,書き写す必要はなかったのだが。
以前にも増して,芍薬を,見事!と思うようになった。
いとうせいこうさんにも興味を持った。
主演の田口トモロヲさんや,松尾スズキさん,古舘寛治さん,といった個性的な役者さんも好きになった。
そして,解説か前書きにあった,カレル・チャペックさんの「園芸家12ヶ月」という本も読んだ。
カレル・チャペックって紅茶屋さんの名前だと思っていたけど,チェコの有名な作家の名前だったんだ。
ドラマで使われていた歌も良かった。大橋トリオ。「トリオ」だから3人グループかと思ったら,1人の人だった。
色んな曲を聞いてみた。曲も声も良くて,しばらくはよく聴いていた。
矢野顕子さんの挿入歌も良かった。
1つの事から派生していくことって,よくある。
エレカシが好きになって,宮本さんが好きになって,宮本さんが好きだと言っていた夏目漱石(漱石は前から好きだったが),森鴎外や永井荷風を読んだり。
古地図や中国茶はやらなかったけど‥。
今,NHK朝ドラ「らんまん」は植物学者,牧野富太郎がモデルの話。
これ繋がりで「植物男子ベランダー」を再放送してくれないかな!