ウクレレは,小さくて軽くて,かわいい

ピアノよりお琴の方が,私には簡単だったように思えた。ピアノは88鍵もあるが,お琴は弦が13本だから。

ギターは弦が6本。

ウクレレは4本だし小さいから扱いやすそう,欲しい,と数年前から思っていた。

クラッシックギターもあるし,2年前に買ったカリンバもしまいっぱなしになっている。

それなのにウクレレが欲しいと言うのは,大人として?恥ずかしい。

でも,お店で見たところ,5000円位のもあったで,それくらいなら買っても良いのでは?

ウクレレ,買おうかな」と言ってみたら,夫が「買えば」

「!!ほんと?」「うん。買ったら」 やった〜

“すぐ調べる課”の夫は,さっそく,私が買いに行きたいと思っている楽器屋さんを調べてくれた。何と,ちょうど2日間,ウクレレフェアをやっていると。ハワイのイメージの楽器なのに,晩秋に!?

ウクレレは大きさで,ソプラノ,コンサート,テナー,バリトンがあることを知った。

音はソ ド ミ ラ,しかもソはドより高い方の!

持ってみると,びっくりするほど軽い。持ち方を教えてもらって,弾いてみた。

小さいので扱いやすい。

色んなメーカーのを見せてもらって,音を聞かせてもらった。楽器によって軽く明るい音,落ち着いた音‥。合板,一枚板,木の種類,などによって違う。

展示してある中で一番安いのにしようか,とも思ったが,「初めてなら,これが定番」という専門家の言葉に従って,予算オーバーの35530円のにした。

思っていたのよりずっと高いのを買ったから,これはやめられないな。

教則本,チューナーも買った。「ギターの調音用の音叉がある」と言ったが,今時,音叉で調音をしている人はいない,と。本当?

それで,普通の四角いのではなくて,ゾウの形のチューナーを買った。夫に何でそんなのを?と驚かれたが,エレファントカシマシのファンなので。

ゾウだから鼻が出ていて,ウクレレケースのポケットに入れると,ちょっとふくらむのが難点だけど。

家に帰って,教則本を見ながら練習。

軽くて小さくてかわいくて扱いやすいし,コードも押さえやすい。楽しい。

夫は,パソコンでウクレレについて調べている。「あ,ネットで5%引きっていうのもあった」「やめて!もう買っちゃったから。それに,何かあったらお店だと聞きに行けるし」「分かった」

夫は,ネットでより安く買うのが好き。それはもちろん良い。私も好き。

でも,ネットより少し高くても,実際のお店で買う方がもっと好き。

ゾウのチューナーを選んだ時,店員さんが「これ,かわいいと思って私が仕入れたんです」と,嬉しそうだった。

ウクレレの説明をしてくれた人に,他の人と話し中だったけど,「これにしました。説明ありがとうございました」と挨拶し,笑顔で別れる。

こういう,人とのやり取りが好き。

軽いから出しやすいし,調音も4弦だし,練習したいと思ったらすぐできる。今のところ。やる気満々なので。

コードは押さえやすいけど,ドレミファソラシド,がギターと全然違うので,覚えなくては。

夕食の買い物に出かけている時も,家にウクレレがある,と思うだけで嬉しい。

このワクワク,長く続くと良いな。